復讐の芽 ***藤林長門守*** 伊賀の統一9
FC2ブログ
復讐の芽 ***藤林長門守***
伊賀の統一9
 生駒を越えたところで宿を取る。弾正は民家に泊めて凛と下忍が2人と手練れの侍で守る。後の本隊は宿を警備させる。囮の部屋の隣の部屋には目つぶしを投げる下忍と長槍を構えた侍10人を並べた。もちろん廊下側も10人並べた。忍者は屋根からくると見た。茉緒は一人屋根に飛び降りれる大木の上にいる。
 月明かりの中百地の忍軍が屋根に上がってくる。真に手早く瓦を除けて1人1人と消えて行く。茉緒は懐の目つぶしを混ぜた火薬玉を握る。しばらくしてもうもうと煙が上がってくる。最初の覆面が顔を出した。それにめがけて火薬玉を投げ込む。3発を投げ込んだところで屋根に飛び降りる。5人が上がった来た。それにめがけて切り込む。3人を切り倒したとこで新たに5人が顔を出した。
 これは逃げるか!下では上手く刺し殺せなかったのだろう。やはり忍者をすべて投入すべきだったか。
「伏せろ!」
と言う声が響くなり物凄い突風が吹いた。
 茉緒は鬼瓦にしがみつくも体が浮くようだった。屋根の上の忍者は全員吹き飛ばされる。
「果心居士か?」
「遅れたな。儂が抱くまで死んではならん」
 いつの間にか大屋根に立っている。
「弾正様とは?」
「子供の時からのつき合いだ。一緒に泥棒をしたこともある」
 松永弾正の出目は知られていない。
「お前も不思議な奴だがあ奴も不思議な奴だ。そういう奴と付き合っていると飽きないわ」
 もう姿が消えている。





スポンサーサイト




テーマ:歴史小説 - ジャンル:小説・文学

この記事に対するコメント

この記事に対するコメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する



プロフィール

yumebito86864

Author:yumebito86864
夢人です。『夢追い旅』『ぽろんの女』『空白』『刺青』と書き続けてきましたが、すべて古いノートから書き起したものです。今回は初めて時代物でこれは私の夢の中で永い時間をかけて育ったものです。



最新記事



最新コメント



月別アーカイブ



カテゴリ



検索フォーム



RSSリンクの表示



リンク

このブログをリンクに追加する



ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる



QRコード

QR