復讐の芽 ***藤林長門守*** 伊賀の統一8
FC2ブログ
復讐の芽 ***藤林長門守***
伊賀の統一8
 凛たちが戻ってきて弾正の周りを警護している。弾正は盛んに人を呼んでは会っている。
「凛どうであった?」
 屋根裏で口を動かしただけの会話をする。
「服部が藤林の館を襲ったようで、双方に20人ほどの死者が出たそうよ。藤林も本家が攻められるようでは先は長くないという噂よ」
「一度慎吾に会わないと」
 茉緒の頭の中にはある計画が浮かんでいる。そのためには慎吾と組むことが前提だ。
「降りて来い」
 弾正の声だ。茉緒は目で凛を部屋に降ろした。しばらくは茉緒と凛は二役で行こうと思っている。凛が降りたが弾正は気付いていない。
「長慶の指示ではないが、取り巻きが儂の暗殺を計画したようだ。これから大和の国に戻るが警備を頼む」
「では至急に手配をします」
 いつの間にか声色も一緒になっている。
 屋根裏部屋に戻るともう一人の女忍を荷隊の頭として1人の下忍を付けて戻るように指示した。残りは松永弾正の50人ほどの手勢の警護に当たる。これは三好と弾正の裏での殺し合いが始まる。
 動くとなると弾正は素早い。長慶が京に立や否や移動を始めた。茉緒は前後に探索を出して凛を弾正への報告役とした。彼は凛を茉緒だと思っている。
「後ろに百地の軍団が来ています。総勢20人」
「その人数なら夜討ちだな」




スポンサーサイト




テーマ:歴史小説 - ジャンル:小説・文学

この記事に対するコメント

この記事に対するコメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する



プロフィール

yumebito86864

Author:yumebito86864
夢人です。『夢追い旅』『ぽろんの女』『空白』『刺青』と書き続けてきましたが、すべて古いノートから書き起したものです。今回は初めて時代物でこれは私の夢の中で永い時間をかけて育ったものです。



最新記事



最新コメント



月別アーカイブ



カテゴリ



検索フォーム



RSSリンクの表示



リンク

このブログをリンクに追加する



ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる



QRコード

QR