復讐の芽 ***藤林長門守*** 夢の芽4
復讐の芽 ***藤林長門守***
夢の芽4
 日が暮れたが篝火がたかれてまた人出は増えたようだ。茉緒は手伝いの農婦に身代わり屋敷内にいる。どうも出陣の宴が開かれているらしい。凛も女中として入り込んでいる。それぞれが間取りなどを記憶して帰るのだ。宴が始まるようで壇上に頭巾の男と奥方が座る。
 茉緒は耳を澄ます。くぐもった声でお館が隣の武将に話しかけている。
「兵は50人出す。六角家の城攻めの裏門を破る。火薬の手配はいいな?」
「服部とは?」
「今回は手打ちだ」
「と言うわけには?」
「昨日服部とは抜け忍狩りをこちらですることで受けたわ」
 奥方が能面のような顔で、
「先に休んでいまするゆえ」
と残して立ち上がる。
「お館もほどほどに。明日は強硬ゆえに」
 茉緒は二人が一つに絡まる絵を浮かべて無感動に頷いた。くノ一は10歳より技を仕込まれている。当然茉緒は巧みに後ろの穴に引き込む。くノ一のためにお祖母ちゃんに妙な薬を小さい頃から飲まされている。どういう訳か今では凛に劣らず胸が膨らんできている。




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テーマ:歴史小説 - ジャンル:小説・文学

この記事に対するコメント
こんにちは。
お久しぶりです。
いつもお世話になっております。

続きが気になる展開ですね。
陰ながら応援しています。

また、拙宅をリンクしていだたきありがとうございます。
僭越ながら、こちらからもリンクさせていただきました。

それでは失礼しました。
【2014/08/12 18:03】 URL | 野津征亨 #- [ 編集]

Re: こんにちは。
> お久しぶりです。
> いつもお世話になっております。
>
> 続きが気になる展開ですね。
> 陰ながら応援しています。
>
> また、拙宅をリンクしていだたきありがとうございます。
> 僭越ながら、こちらからもリンクさせていただきました。
>
> それでは失礼しました。


歴史物は初めてで冷や汗です。
今後ともよろしくお願いします。



【2014/08/13 15:37】 URL | yumebito86864 #- [ 編集]


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Author:yumebito86864
夢人です。『夢追い旅』『ぽろんの女』『空白』『刺青』と書き続けてきましたが、すべて古いノートから書き起したものです。今回は初めて時代物でこれは私の夢の中で永い時間をかけて育ったものです。



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