復讐の芽 ***藤林長門守*** 大海へ10
復讐の芽 ***藤林長門守***
大海へ10
 リーを連れて石見銀山に向かう。そろそろ宗久と将来の話をすべき時がきた。リーとは同じ床をとる仲になった。旅先では薬売りの姉妹だ。山の中を3晩歩き聞いていた山道まで来た。そこに鉄砲を持った男達に囲まれる。
「茉緒か!」
 髭むじゃの宗久が小屋に迎え入れる。
「狙われてますよ」
「この石見も終わりだと思っているわ。大久保さまからも連絡を貰っている。実はこの石見の廃鉱に豊臣の財宝を運んでいる」
「豊臣の再興か?」
「いや、秀頼の対価だ」
「運び出すのか?」
「港の整備と隠れ山道も造った」
「もう何回南蛮船が来た?」
「3回来たが後10回はいる」
「大久保さまの話では天海僧正が柳生を直接指導しているらしい」
 天海がここでも絡んでくる。
「宗久さまはいつアユタヤに?」
「次の便でと」
 茉緒はリーを連れて石見銀山の中を見て回った。豊臣の財宝はやはり存在した。




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テーマ:歴史小説 - ジャンル:小説・文学

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夢人です。『夢追い旅』『ぽろんの女』『空白』『刺青』と書き続けてきましたが、すべて古いノートから書き起したものです。今回は初めて時代物でこれは私の夢の中で永い時間をかけて育ったものです。



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