復讐の芽 ***藤林長門守*** 激動10
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復讐の芽 ***藤林長門守***
激動10
 2度目の水軍の戦いは織田の鉄鋼船の圧倒的な勝利に終わった。本願寺は徹底抗戦の勢いが強く小競り合いが続いている。あの和解話はなんだったんだろう。そんな時に利休から呼び出しがあった。
 秀吉が同席しており利休の手に文が握られている。
「和解が届いた。殿にはすでに了解は取ってある」
 どうも秀吉と利休で話が出来ていたようだ。宗久は用済なのだろう。
「儂と茉緒は宗久の代人として本願寺に出てくれ。同時に荷隊に用意してある500艇の鉄砲と火薬を筒井に届けてほしい」
 長島攻めだ。本願寺の和解はこのためだ。長島ではもう何度も失敗を続けている。
「次は信長さまが?」
「そうもいかん。武田が迫っている。殿の出られる前にかたを付けたいものだ」
「今回不問に伏されたが、長島には宗久の千艇の鉄砲と火薬があります」
 利休はどこまで知っているのか。
「本願寺が済めば水軍で向かうが茉緒はどうする?」
 これは行けという秀吉の言い回しだ。
「そろりを助けてやってくれ」
「そろりさまは?」
「いずれ分かる」









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テーマ:歴史小説 - ジャンル:小説・文学

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Author:yumebito86864
夢人です。『夢追い旅』『ぽろんの女』『空白』『刺青』と書き続けてきましたが、すべて古いノートから書き起したものです。今回は初めて時代物でこれは私の夢の中で永い時間をかけて育ったものです。



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