復讐の芽 ***藤林長門守*** 騒乱6
復讐の芽 ***藤林長門守***
騒乱6
 浅井が攻め落とされたという噂が入ってきた。茉緒は手勢を情報収集に使った。荷隊の死体を探してみたが慎吾は見当たらない。しばらくして慎吾の組の腕を失った忍者を運びこんで来た。
「どうした?」
「今回は百地からの急な依頼で本願寺から・・・」
 どうも藤林は今回の詳しい戦略には係ってない。ただやみくもに荷を運んだにすぎない。秀吉は本願寺の行動を読みこんでいた。なぜ慎吾が。
「みんなは?」
「小頭は先頭にいて火薬玉と火矢で蹴散らされ」
「街道を登ってみよう」
 すでに秀吉の兵は引き上げている。
「凛、何を隠している?」
「ご免なさい。私慎吾と寝た」
「それはいい」
 凛もくの一だ。
「実は慎吾は一向衆に」
「無報酬で?」
「ええ」
「だめだ。もう忍者じゃない」
 どうしてなんだ。






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テーマ:歴史小説 - ジャンル:小説・文学

この記事に対するコメント

忍びの世界・・・というのを感じますね。
無報酬ならば忍びじゃないか。。。
昔の忍びもプロフェッショナルな仕事をしていたのでしょうね。
【2015/03/07 17:24】 URL | LandM #- [ 編集]

Re: タイトルなし
> 忍びの世界・・・というのを感じますね。
> 無報酬ならば忍びじゃないか。。。
> 昔の忍びもプロフェッショナルな仕事をしていたのでしょうね。


いつもコメありがとうございます。
すでにこの物語は続を書いています。
忍びがアユタヤに逃げ出すのです。
【2015/03/10 08:17】 URL | yumebito86864 #- [ 編集]


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Author:yumebito86864
夢人です。『夢追い旅』『ぽろんの女』『空白』『刺青』と書き続けてきましたが、すべて古いノートから書き起したものです。今回は初めて時代物でこれは私の夢の中で永い時間をかけて育ったものです。



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