復讐の芽 ***藤林長門守*** 騒乱1
復讐の芽 ***藤林長門守***
騒乱1
 百地の屋敷が100人ほどの服部忍軍に襲われた。藤林の奥方が殺されたことと相まって百地藤林に危機感が出てきた。慎吾は2組を大和の国から順慶の本拠地に移動した。順慶は一時の3倍ほどに領地を広げている。凛は奈良から荷を運び宗久の依頼で紀州長島に荷を入れ替え鉄砲を200艇を運び込む。宗久は信長と天秤をかけている。それほど不透明な時代だ。
 百地とは薬売りを通じて繋ぎを取っている。それで百地と藤林の境界にあたる神社で話し合いを持つことになった。それで茉緒の組を周辺に張り付ける。茉緒は一人で神社の中に入る。すでに片方に若い男が座っている。跡継ぎの息子が出てきたようだ。
「魔王だな」
「よくご存知ですね?」
「何度も弾正の戦いで見ている」
 互い覆面の中から見いていたのだろう。藤林と同様に百地もお頭は顔を知られていない。茉緒は覆面を取った。息子が唖然とした顔で見とれている。
「くの一か?」
「抱かれていいけど死ぬ気でね。それより私の案は?」
 茉緒の案は服部宗家の蔵を焼き払うことだ。本当は盗み出したいところだが、それほどの兵力がない。藤林は薬売りを入れていて進入路をすでに確保している。
「藤林は30人出せる」
「百地も30人出そう」
 





  
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テーマ:歴史小説 - ジャンル:小説・文学

この記事に対するコメント

緊迫感。
そして、交渉。
これも一種の戦いですから見ていてドキドキします。
【2015/02/28 13:08】 URL | LandM #- [ 編集]

Re訪問ありがとうございます!
> 緊迫感。
> そして、交渉。
> これも一種の戦いですから見ていてドキドキします。

これは別荘にある忍者の物語を読んで
不思議な忍者に出会いました。
藤林は謎の多い忍者です。
【2015/03/01 08:26】 URL | yumebito86864 #- [ 編集]


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夢人です。『夢追い旅』『ぽろんの女』『空白』『刺青』と書き続けてきましたが、すべて古いノートから書き起したものです。今回は初めて時代物でこれは私の夢の中で永い時間をかけて育ったものです。



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